中古ネステナーの
オススメ理由

中古ネステナーのススメ / 新品とのメリット・デメリットを比較

(1) 中古ネステナーは後悔しないの?

ネステナーは中古でも大丈夫なの?壊れやすくないの?新品とどう違うの?中古ネステナーを導入することのメリット、デメリットはよくわからないと悩んでいませんか?
実は中古ネステナーは多くのメリットがあります。なぜなら物流倉庫で使うネステナーは保管用であり、必ずしもきれいな外観や新品である必要はないからです。

この記事では中古ネステナーのメリットだけではなく、デメリットも紹介しています。また新品との比較や中古ネステナーの選び方、購入時の注意点もまとめました。
この記事を読めば中古ネステナー購入のメリットが分かるようになります。中古ネステナー購入を考えている方は是非参考にしてみてください。

(2) 中古ネステナーのメリット

2-1) 設備費用が安く済む

中古ネステナーは当然新品より安く販売されています。中古品は新品価格に比べて60~80%くらいの価格です。
ネステナー導入の際は数十~百単位での購入が多く、新品か中古かによって設備投資にかかる金額の差も大きくなります。
中古品と言ってもいろいろな状態のものがあり、最優良品は未使の新古品なども入っています。
新規導入だけでなく、一時的に保管器具の不足が発生し、ネステナーの補填を行いたい場合にも費用を安く済ませることができます。

2-2) 機能的に問題なく使える

ネステナーは複雑な構造をしていないので耐久力も高く劣化しにくい保管器具です。
ある程度の年数使ったネステナーは塗装の劣化や物がぶつかったり擦れたりすることで傷はできていますが、商品陳列をするわけではないので新品の美しいフォルムに実用性はありません。何より頑丈で安全に使えることが第一です。中古ネステナーは取扱業者により機能的には問題なく使えると判断されたものが販売されています。

2-3) 短期の利用に向いている

ある程度期間が決まっていてネステナーを利用したい場合は費用を抑えられる中古ネステナーが向いています。急遽大きさの違う荷物を扱うことになったり、お試しでネステナーを導入したりと、一時的な利用や短期間と分かっているなら新品より中古ネステナーに強みがあります。
短期であればレンタルという手段もありますが、もしレンタル期間が長くなるようであれば中古ネステナー購入の方が安くなります

(3) 中古ネステナーのデメリット

3-1) 見た目が悪い

新古品以外の中古ネステナーは使用感があります。錆びや傷、多少の凹みなど見た目はどうしても新品に劣ります。
中古ネステナーのランクには差があり、良品は比較的きれいですが、値段が安くなるほど錆びや傷など使用感が強くなります。倉庫を顧客が頻繁に見に来るような場合や荷物を商品として見せたい場合はあまり良い印象を与えられないというデメリットがあります。
見た目が大切な場合はランクの高い中古品や新古品のネステナーを選びます。

3-2) 劣化が心配

中古ということでどれくらい使えるのか、破損や劣化による安全性は大丈夫なのかなど心配は必ずあります。品質はどうしても新品よりは劣ります。劣化状態の目安を知るには使用年数や直接見て確認することが大切です。販売業者によっては劣化具合をランクで分けている場合もあります。中古でも品質の良いものはたくさんあります。心配な場合は買取前にしっかりと現品を確認しておきましょう。

3-3) 数に限りがある

新品は受注生産等で必要数揃えることが可能です。しかし中古品は中古として買取した台数なので数に限りがあります。ネステナーと言ってもいろいろな種類や大きさ、規格がありどれでも一緒に使えるわけではありません。希望のネステナーを見つけても台数が確保できない場合があります。また使用後も追加したいときに同じものがあるとは限らない点も考慮しておく必要があります。

(4) 新品ネステナーとの比較

4-1) 費用

ネステナーの価格を比較したいと思いますが、ネステナーの価格は製作所、販売ルートや台数によって大きく異なります。今回は新品と中古の【費用の差】を見ていただき、価格自体は参考としてください。

▼価格の参考例(価格は本記事調べの参考値)

単品価格 50台 100台
新品 25,000 1,250,000 2,500,000
新古品 20,000 1,000,000 2,000,000
中古品(良品) 15,000 750,000 1,500,000
中古品(粗品) 8,000 400,000 800,000

4-2) 使い勝手

基本的な使用方法では使い勝手は変わりません。使用方法は同じです。
見た目に劣化が始まっている場合は顧客が頻繁に来るような場所では使わないようにし、塗装などが剥げている場合は錆びによる劣化を防ぐため屋外での保管や使用を避けることで長持ちしやすくなります。可能であれば錆び止めの塗料を塗るなどメンテナンスを行います。

4-3) 使用可能年数

使用は壊れなければ使うことができます。使用可能な期間の例として【耐用年数】が挙げられますが、耐用年数は減価償却費としての計算で税金の計算に関わるものです。経費として計上するために「このくらいは使えるだろう」という見込みとして設定されているもので、実際の使用可能期間とは異なります。
器具自体は壊れなければ使い続けることができます。
使用可能年数はどのように使用されてきたかによって大きく変わります。屋外の雨風にさらされている場合や海の近く等潮風を受けるような場所では劣化が早く進みます。
一般的な使用方法で屋内であれば10年~15年くらいは使うことができます。

(5) 中古ネステナーの選び方

5-1) 劣化状態の確認

中古ネステナーの劣化状態は一律ではありません。それまでの使用方法、保管方法により違いがあります。劣化状態を確認しておかないと想定していた期間の使用ができなかったり、事故の原因になったりすることもあります。

以下の点で劣化状態を確認します。
・塗装の劣化
・錆び
・凹み
・折れ曲がり
・溶接部分の痛み
・ピンやレールなど段積みする際の接続部の状態

塗装の劣化や錆びの状態で金属の傷み具合が分かります。錆びが進行していると強度に問題が生じます。また骨組みの凹みが多かったり深かったりした場合も強度が弱くなります。明らかに折れ曲がっている場合や溶接部分が傷んでいると重みや衝撃で骨組みが外れる可能性があります。特に重さのかかる支柱や段済みの際の接続部の劣化や溶接外れはネステナーの使用可否にも関わります。

5-2) 使用年数の確認

見た目ではわかりにくい劣化を使用年数で推測します。きちんと保管され、丁寧に扱われていた中古ネステナーであれば品質も良い場合が多いのですが、目に見えない傷みや金属の劣化を推測するうえで確認します。
例えば見た目は新品同様のネステナーでも、製造が20年前ではさすがに金属の劣化を疑います。問題がなくても他のネステナー同様の価格で買うのは控えたいものです。逆に見た目は新品同様なのになぜか値段が安い場合も、使用年数が経っている可能性があります。
中古ネステナーの価格や今後の使用目途のためにも今までの使用年数を確認します。

5-3) 使用可能オプションパーツの確認

使用は壊れなければ使うことができます。使用可能な期間の例として【耐用年数】が挙げられますが、耐用年数は減価償却費としての計算で税金の計算に関わるものです。経費として計上するために「このくらいは使えるだろう」という見込みとして設定されているもので、実際の使用可能期間とは異なります。
器具自体は壊れなければ使い続けることができます。
使用可能年数はどのように使用されてきたかによって大きく変わります。屋外の雨風にさらされている場合や海の近く等潮風を受けるような場所では劣化が早く進みます。
一般的な使用方法で屋内であれば10年~15年くらいは使うことができます。

(6) 中古ネステナー購入時の注意点

6-1) 購入時に不良品をチェック

購入時に品物を実際にチェックすることが大切です。新品と違い中古品は環境や使い方によってそれぞれ劣化状態が違います。ぱっと目に映るいくつかのネステナーの状態が良くても他のネステナーはわかりません。
購入時によく確認するか、販売業者に品質の保証や、不良品があった場合の返品や返金、対応方法をあらかじめ確認しておくことでトラブルを未然に防ぐことにもなります。

6-2) 保管方法を決める

中古ネステナーは製造からある程度年数が経っています。きちんとしたメンテナンスや保管方法を決めておくことでネステナーの寿命を延ばし、より安全に使い続けることにもなります。
塗装が剥げていると錆びの原因になります。雨風を避ける保管場所や錆び止めを塗るなどメンテナンスをどうするかをあらかじめ決めておくことでネステナーの劣化を遅らせることができます。

6-3) 定期点検をする

定期点検は中古や新品に関わらず大切な作業です。荷物を載せている間は絶え間なく負担がかかり続けているネステナーを安全に使用するために点検は必ず行います。

主な点検箇所
・支柱やレール部の凹み、折れ曲がり
・溶接部の外れ、劣化
・接続部(ピンやレール)の歪み、ゆるみ、溶接の外れ
・錆びなど金属の劣化状態

点検を定期的に行うことで劣化や不良による事故を未然に防ぐことができます。倉庫で最も大切なのは安全に管理ができることです。

(7) 中古ネステナーのススメ【まとめ】

中古ネステナーは新品よりも心配要素がたくさんありますが、注意すべき点を理解し、対策しておくことで新品同様、安全に使用することができます。
中古品の利用は費用が安く済むことだけではなく、リサイクル、リユースによって環境や資源を考えてもメリットがあります。今回の記事を参考に、ぜひ中古ネステナーをうまく活用してください。