ネステナーの
買取orレンタル比較
ネステナーの買取orレンタル / 費用や利用方法徹底比較!お得なのはどっち?
2)買取のメリット
2-1. 自社の持ち物になる
2-2. 自由に使える
2-3. 荷物に合わせやすい
3)買取のデメリット
3-1.初期費用が高くなる
3-2.使わないものは保管が必要
3-3.メンテナンスが必要
4)レンタルのメリット
4-1.初期費用が安い
4-2.必要に応じて数を調整できる
4-3.お試し利用や短期利用に向いている
5)レンタルのデメリット
5-1.個数が限られる
5-2.荷物に合わせた自由度は少ない
5-3.自分の物にはならない
6)買取とレンタルの適した利用方法
6-1.買取が適している場合
6-2.レンタルが適している場合
7)ネステナーの買取とレンタルの比較【まとめ】
(1) ネステナー導入するなら買取かレンタルか
ネステナーの導入方法は買取とレンタルはどちらが効率的なのか、その違いやどこを比較して良いのか分からずに悩んでいませんか?実はネステナー導入は買取の方が適している場合と、レンタルの方が適している場合があります。なぜならどちらにもメリットとデメリットがあり、それらを上手に活かすことが大切だからです。選択を間違えてしまうと運用していく中で大きな損をしてしまうこともあります。
この記事ではネステナー導入の際に買取とレンタルを比較し、それぞれのメリット・デメリットや適した導入方法をまとめています。この記事を読めばネステナーの買取とレンタルの特徴について理解を深めることができます。参考にしてみてください。
(2) 買取のメリット
2-1) 自社の持ち物になる
買取で最も大きなメリットは、ネステナーが自社の持ち物となることです。
レンタルの場合、月々にかかるレンタル費用は安く済みますがどれだけ払い続けても自社の持ち物になることはありません。レンタル期間が長期間になれば新品を購入するより費用がかかってしまうこともあります。
また自社のネステナーが自社の持ち物になることでネステナーを活用した事業の汎用性も高めることができます。
2-2) 自由に使える
レンタルとは利用方法や使用者、使用場所など規約に従った利用となるのに対し、ネステナーが自社の持ち物になることで、ネステナーの使い方が自由になります。
例えば自社の複数倉庫への移動、他社への貸し出し、中古販売等ネステナーを利用した事業展開や新規事業の開拓など、ネステナーを自由に使うことができます。
2-3) 荷物に合わせやすい
買取はレンタルと違い、自社が取り扱う荷物の特徴に合わせて特注することができるメリットがあります。 自社で取り扱う荷物の大きさや重さ、形状に合わせたネステナーを製造業者に特注し、最適なネステナーを使用することができます。こうした業務の適正化により倉庫での保管、管理業務の効率化にもつながります。買取の際は業務に合ったネステナーを選ぶということも大切で、特注が可能な買取では理想のネステナーを造ることができます。
(3) 買取のデメリット
3-1) 初期費用が高くなる
ネステナー導入の際に買取を選択した場合、1台数万円のネステナーを数十台~数百台必要になるため初期費用は高くなります。自社の持ち物になりますが途中で事業内容が変更になったり荷物の特徴が変わったりして使えなくなってしまった場合は設備費が無駄になってしまうこともあります。その分買取は入念な見通しを立てておくことが大切です。
3-2) 使わないものは保管が必要
ネステナーは未使用時に複数台コンパクトに重ねて保管することができますが、それでも荷物とは別のスペースが必要になります。一時的に未使用のネステナーを保管することはあっても、長期間使用する見込みのないネステナーにスペースを取られ続けるというのは保管の効率が良いとは言えない状況になってしまいます。ネステナー買取の際にはこうしたネステナー自体の保管スペースも考慮しておく必要があります。
3-3) メンテナンスが必要
ネステナーが自社の持ち物になるということは、点検や安全管理等も自社で行う必要があります。塗装や傷、凹みなどの修繕を行い、破損や故障の対応も基本的にすべて自社での取り扱いとなります。破損がひどければ交換ではなく買い替えになるので費用も必要です。
買取はネステナーが自社の財産として長持ちするように管理、メンテナンスを行っていく手間と費用が発生します。
(4) レンタルのメリット
4-1) 初期費用が安い
レンタルの場合、高額な買取費用を一度に負担する必要がないので初期費用が格段に安く済みます。初期費用が安いということはリスクを軽減することにも繋がります。
ネステナー導入開始の背景には、倉庫での保管事業を開始する場合やネステナーでの保管管理で事業改革を行うなどいろいろな事情があると思います。しかし事業が変わりなく続いていくことは考えにくく、途中で中止や変更となった場合レンタルであれば契約を中止することで済みます。
4-2) 必要に応じて数を調整できる
倉庫には変化が少ない倉庫と変化が多い倉庫の2種類があります。
・決まった荷物を定期的に保管する倉庫。
・物流の中間地点となって絶えず荷物が入れ替わっていく倉庫。
変化が少ない倉庫はネステナーの数も変化が少なく、同じ大きさや形状で使い続けられます。
荷物の量や形状が変化する倉庫の場合は必要なネステナーの数も形状も変化します。レンタルの場合は、不要なネステナーは返却したり足りないときは追加したりと、変化に対応することができます。
4-3) お試し利用や短期利用に向いている
レンタルは初期費用が安く途中でやめることも可能なのでお試し利用や短期利用など、使用したい期間が分かっているときの利用に向いています。
・ネステナー導入前に試しに使い勝手や保管効率を実際に検証してみる場合。
・短期的に荷物が増える場合。
・今ある保管庫に収納できない形状の荷物を保管したい場合。
期間が決まっていれば買取とレンタルにかかる費用の差を検証できます。短期間であれば費用が安いレンタルのメリットを活かすことで効率的な利用が可能になります。
(5) レンタルのデメリット
5-1) 個数が限られる
レンタルは新品の受注生産と違い今あるものを貸し出します。そのため希望する形状や価格のネステナーを必要数、すぐに確保できるとは限りません。
小規模~中規模の数であれば揃いやすいですが、百単位など大規模なレンタルで背の高さなど形状や性能など、使用したいネステナーが特徴的で限定されると数が揃いにくい場合があります。
5-2) 荷物に合わせた自由度は少ない
買取の場合は自社が扱う荷物や保管方法に合わせた特注生産が可能ですが、レンタルは借りることのできるネステナーの形状が決まっています。そのため自社が取り扱う荷物に合わせた自由度は少なくなってしまいます。レンタル可能なネステナーの種類もレンタル業者の取り扱い可能な範囲に限られ、多くは基本的なネステナーの形状になります。
5-3) 自分の物にはならない
レンタルはどれだけ使い続けてもレンタル費用が掛かり続けます。長期になればなるほど買取金額を上回る可能性も高くなります。どれくらいの期間の利用になるのか、買取した場合との金額の差は見積もっておくことが大切です。
またレンタルは借りている状態なので好き勝手に使えるわけではなくある程度の使用の規約は守らなくてはなりません。レンタルはどれだけ使い続けても借りている状態ということに変わりはありません。
(6) 買取とレンタルの適した利用方法
6-1) 買取が適している場合
倉庫で荷物の保管が長期的であり、荷物の取り扱い数、大きさや形状などの特徴に変化がない場合はレンタルよりも買取が適している可能性が高くなります。
・荷物の大きさや形状に変化が少ない。
・保管する量の変化が少ない。
・倉庫での利用が10年以上の長期間である。
ネステナーを10年単位、またはそれ以上利用するのであればレンタルよりも買取したほうがネステナーの費用は安くなります。費用面だけではなく、ネステナーが自社の持ち物になることでより汎用的に使えるようになり、ネステナーの他倉庫移動や他業者貸し出しなどネステナーの使用効率の可能性も広げることができます。
6-2) レンタルが適している場合
倉庫で荷物の保管が短期的であり、荷物の取り扱い数、大きさや形状などの特徴の変化が多い場合は買取よりもレンタルの方が適している可能性が高くなります。
・荷物の大きさや形状に変化が多い。
・保管する量の変化が多い。
・倉庫での利用が短期間である。
短期的なお試し導入や時期によって荷物の増減が激しい倉庫はネステナーの台数を調整しやすいレンタルの方が業務の効率、保管スペースの有効活用ができます。また事業の継続、倉庫の利用が安定するかどうか分からない場合も初期投資のリスクを軽減するという利点でレンタルが活用できます。
(7) ネステナーの買取とレンタルの比較【まとめ】
ネステナーは買取とレンタルどちらがお得なのかということではなく、それぞれ適した利用方法があります。倉庫をどのように運用していくのか、事業をどのように展開していくのかによってネステナーの利用方法は変わってきます。
今回の記事を参考にネステナーの買取やレンタルの違いを上手に活かして効率的な保管に役立てていただければと思います。